この論文は阪口先生に

11月1日にScience誌に掲載された論文には、1982年と2016年で底生動物の生息密度が比較されています。1982年のデータは私の卒論でした。その頃、宍道湖を淡水にする公共事業が進んでいて、水産試験場の方が淡水化以前の底生動物の分布を残しておきたいと、248…

マラニックラン

昨日は筑波大・鍋倉先生主宰ランニングラボの、つくばマラソンマラニックランに参加しました。つくばマラソンコースを試走しながらゴミ拾いをするという、この企画。ラボメンバーに加え、先生のマラソン授業の筑波大生も参加し、幅広い年代の参加者が、おし…

宍道湖で1993年以降ウナギとワカサギがとれなくなった原因はネオニコチノイド

島根県にある宍道湖は、江戸時代には関西で食されるウナギを「出雲ウナギ」として供給するほど、ウナギが豊富にとれた湖でした。1991年に私が学位を取ったときもまだ十分採れていて、漁協の方々がウナギづくしの祝宴を設けてくださいました。ウナギのあらい…

カウントダウン、あと2日!

11月1日に公表される私の論文について、出版社が事前に宣伝したらしく、アメリカのラジオ局から電話インタビューのオファーメールがきました。英語で電話でなんて全然自信ないので、「私は英会話がすごっく苦手なので、事前に質問事項をメールで教えてもらえ…

なぜいまだに地学を教えようとしないのか?

小さく細い川はそのぶん一気にあふれやすいとか、下流の広い川は雨がやんだ後でも上流からの供給で水位があがるとか、かつての氾濫原は洪水に遭いやすいとか、地学で言えばイロハのイ程度の知識です。そんな基礎知識を持たないが故に危ない所に住んでしまっ…

空港に盲導犬用シャワー

国際線の空港は世界のどこでも似た感じですが(逆に国によってシステムが全く違うと、外国人は大変!)、国内線はその国や地域の個性があって面白いです。タホ湖での会議で使ったレノ空港(ネバダ州)は、さすがカジノ州で、空港の至る所にスロットマシーン…

空飛ぶ書斎

東京~アメリカ西海岸主要空港のフライトは、偏西風の影響でアメリカ行きが実質約8時間、日本行きが12時間くらいです。今回はJALとアメリカンエアラインを利用しましたが、どちらも機内にAC電源(コンセントは日本のと同じ)とUSB電源があり、PCを使った作業…

青い州、赤い州

タホ湖では水草の異常増殖をUVで抑制する実験が行われていました。「他の州では手っ取り早く除草剤をいれるのに、行政がこんな費用がかさむ方法を認めたのはすごいですね。」と元アメリカ生態学会長のMaryに言ったら、「え?そんなことしてる州があるの?」…

タホ湖と言えば

タホ湖の近くのレストランに行ったら、壁にGoldman博士の絵が描かれていました。詩は博士自身のものだそうです。研究所ならともかく、観光客でにぎわう湖畔のレストランの入り口に描かれるなんて、すごいなぁ。

久々に敬服

自分がやってる分野で、「これはスゴイ人だ」と本当に久しぶりに感じた研究者に会うことができました。今回の海外出張で一番の収穫かもしれません。話し方が理路整然としているだけでなく、すごくジェントルでエレガント。そのうえ知識の広さがハンパではな…

シアトル空港

シアトル空港の口コミに「米国人と、ESTA手続きをして2回目以降の入国者は、自動化ゲートへ進める。言語選択で日本語表記にでき、パスポートを機械で読ませて、指紋を読み込み、顔写真を撮る。すいすいと入国できる。」とありましたが、このシステム、実はと…

取材されちゃダメよ

これは社会的にインパクトのある雑誌に載せたい!という仕事を投稿、半年かかりましたが、めでたく受理されました。そして先日、〇月〇日に印刷になると出版社から連絡があったのですが、「その前日まではプレスからの取材には応じないように。」との、これ…

ぐ~たらのすすめ

近年のAIの進化は著しく、人間がとってかわられるとも危惧されます。特定の内容についてはそうなるでしょうが、AIは人間にできること全てができることはないだろうと思います。AIには人間が情報と認識しているものだけがインプットされるからです。そして人…

Harinacs(ハリナックス)

アメリカのエコな友人へのお土産を探しに、つくばのLoftに行きました。ハリ ナックスという針を使わないコクヨ製のホッチギスのハンディタイプが売られ ていて、これはかわいいと購入。後で英語の取説がないかコクヨのサイトで 探しましたが見つかりませんで…

実りの秋

台風後の庭の見回りをしていたら、ミョウガが雨後の筍のように出ていました。ミョウガは夏と秋が旬で、夏ミョウガより秋ミョウガの方がふっくらしていると書かれていますが、本当にそうでした。全く肥料を与えていないのに、どうやってこんなに太れるのか、…