有機リン問題の最前線

昨日のゼミで、ダムと農薬が日本の水環境問題で最も検討を要することだとお伝えしました。
その農薬の問題について、日本で初めて、県として農薬の空中散布の自粛を業界に求めた群馬県が講演会を開催します。
この動きが全国に広まることを願っています。

ぐんま科学フォーラム in Tokyo「有機リン問題の最前線」の開催について

群馬県では、県が独自に行ってきた有機リンの慢性毒性に関する研究に照らし、健康への影響を考慮して、全国で初めて無人ヘリコプターによる有機リン系農薬の空中散布について自粛要請を行っています。
そこで、臨床の現場や研究の現状を踏まえ、この自粛要請の背景や影響、有機リン問題の課題と対応等に関する科学フォーラムを東京で開催します。

日時・会場
日時: 平成19年5月11日(金) 17:00(開演)〜20:00(終演) (受付は16:00〜)
会場: ヤクルトホール(会場案内図は下記リンク先をご覧ください。)
    (東京都港区東新橋1-1-19 ヤクルト本社ビル内 TEL03-3574-7255)
概要
基調講演
 (1) 青山美子(あおやまよしこ)氏(青山内科小児科医院医師)
   「有機リンの空中散布による健康被害−臨床現場からの報告−」
 (2) 坂部 貢(さかべこう)氏(北里大学薬学部公衆衛生学教授)
   「有機リン系農薬の医学的評価」
 (3) 杜 祖健氏(Anthony T.Tu)(コロラド州立大学名誉教授・千葉科学大学客員教授
   「有機リン系化学物質の毒性−化学兵器から殺虫剤まで−」
   (Organophosphate Nerve Gas,the Deadlist Chemical Weapon)

− 休憩 −

主催者あいさつ: 群馬県知事

パネルディスカッション
 テーマ: 有機リン問題を科学的に検証する
 パネリスト
   杜 祖健氏
   坂部 貢氏
   青山美子氏
   木村博一(きむらひろかず)氏(国立感染症研究所感染症情報センター第6室長)
 コーディネーター
   小澤邦壽(こざわくにひさ)(群馬県食品安全会議事務局長・衛生環境研究所長)

参加申込方法等
募集人員: 570名 (申込先着順で受付し、定員になり次第、申込受付を終了いたします。)
 ※満員のため参加不可能となった方にはご連絡いたします。(参加可能な方にはご連絡いたしません)

参加費: 無料

申込方法: 電話、FAX、電子メールのいずれかにより、「お名前、ご住所、お電話番号、電子メール、ご職業」をご記入の上、お申し込みください。
 ※Eメールでお申し込みの場合、件名は「科学フォーラム参加申込」としてください。

申込先: 群馬県新政策課(下記<連絡先>をご覧ください。)

<関連リンク>
会場のご案内: ヤクルトホール(JR新橋駅徒歩5分)

<連絡先>
企画分野 新政策課
前橋市大手町1−1−1
電話 027-226-2314
FAX 027-223-4371
kagaku@pref.gunma.jp