みんなまとめたら何が見えてくるだろう?

昨日は指導教官だった小池勲夫先生の退職記念パーティーでした。海が中心とは言え、水圏の物質循環研究に関わる主立った先生方がお集まりでした。
中でも、京都大学生態学研究所のN先生は、私より少し年上で、海陸双方の物質循環研究で活躍されている方です。京都大学には大津臨湖実験所の頃からおられて「Forelはドイツ語の方だけど全部読みましたよ」と、学問を古典から確認するという点では、私とかなり趣味が似ている方でした。で、その方とこんな話題で盛り上がりました。
陸水学って、分断されてますよね。湖沼、河川、地下水などなど。これ全体を統合してシステムとして見たら、何が見えてくるかっておもしろそうですよね」「そこで陸水に限らず、海も含めて水圏っと規模までもって行けるんじゃないかなあ」「そうそう、地球シミュレーターみたいなアプローチではなく、個々のプロセスの集積を、全体を意識してやっていくみたいな」
かなりはしょって書いてますけど、そんな意識でこれから定年までの約20年、陸水を見て行けたらと思います。
いっしょにやってくれる学生さんがどんどん増えてくれるといいなあ。