ExTEND2005成果発表会 

ExTEND2005成果発表会で、昨年度半年間のFS(フィージビリティスタディ)の結果を発表してきました。
もともとは内分泌攪乱物質研究の公募なので、他のご発表は(当然ながら)、みな動物が対象で、シャジクモ衰退の一因として除草剤の影響を検討した私たちの発表が唯一の植物ネタでした。
言うまでもなく、生態系の基本は一次生産者である植物です。この植物が水の表面を覆う植物プランクトンなのか、底に根を張る大型植物なのかは、餌資源が違ってきますし、生息場所も違ってきますので、生態系全体に影響を与えます。それが自然の遷移ではなく、除草剤によってもたらされたものであったら、まさしく「化学物質による生態系攪乱」になると思います。
そういう観点から研究を進めているのですが、さて、本採用にふさわしいと評価いただけたかどうか。