手賀沼流域協働調査

手賀沼流域協働調査は、千葉県と手賀沼流域の市町村による手賀沼の再生と保全を目指し、流域の住民と連携して身近な湧水・河川等の水質を調べる取り組みで、平成15年度から行われているそうです。今日行われた流入河川調査に、陸水研から修士1年が2名、修士2年が1名と私が参加しました。
千葉県の研究所の職員の方が1名、我孫子市職員の方が1名、住民の方々6名くらいでパックテストによる水質調査、透視度計による透視度、魚や水生昆虫などの生物相を調べました。

途中、住民の方による沈水植物植栽現場を見せてもらいました。植え付けたヤナギモに付着藻類起源に見える有機物がべったりついていました。これでも毎朝、有志の方が除去しているそうです。浅い川なのですが、これだけ付着されると光合成がしづらくなって枯れやすいだろうと思いました。

相模川の上流部でも似たような有機物を見ました。富栄養化した河川は、植物プランクトンこそ少ないですが、付着藻類にとっては好適な環境なのでしょうね。
(個人情報保護のため、写真は人物が特定できにくいアングルになっています)