車軸藻シンポジウム in 野尻湖

かつては野尻湖に普通に生えていたホシツリモは、ソウギョの導入によって一度は絶滅してしまいました。幸い、シャジクモ類は細胞内の流動を見るのに適していることから、植物生理学の実験室で栽培されていることが多く、とある大学に残っていたホシツリモ野尻湖に再移植する試みが継続中です。
今年度のシャジクモシンポジウムは、その野尻湖での開催です。
丁度1ヶ月後に開催されます。

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車軸藻シンポジウム in 野尻湖
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日時:平成19年7月21日(土) 13:00〜17:00
場所:信濃町公民館野尻湖支館       
名称:車軸藻シンポジウム in 野尻湖
・ ・・野尻湖の生き物の復元と保全を目指して・・・
主催:車軸藻研究グループ・野尻湖水草復元研究会
共催:独立行政法人国立環境研究所・長野県環境保全研究所・野尻湖ナウマンゾウ博物館
参加費:無料

問い合わせ:★長野県環境保全研究所環境保全部(安茂里庁舎 担当:樋口澄男)
       TEL:026-227-0381 E-mail:kanken-hozen@pref.nagano.jp
★長野県環境保全研究所自然環境部(飯綱庁舎 担当:北野 聡)
       TEL:026-239-1031 E-mail:kanken-shizen@pref.nagano.jp
野尻湖ナウマンゾウ博物館(担当:近藤洋一)
TEL:026-258-2090 E-mail:nojiriko@avis.ne.jp

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プログラム

13:00〜13:10
挨拶:信濃町 (信濃町町長)
   長野県(環境保全研究所長)

13:10〜13:15
野崎久義(東京大学
「はじめに」  
13:15〜13:35
渡邉 信(筑波大学
「車軸藻類の環境科学における重要性」
13:35〜13:55
坂山英俊(東京大学
「車軸藻とは」
13:55〜14:15
森嶋秀治 (千葉県立船橋古和釜高校)・佐野郷美(千葉県立船橋芝山高校)
手賀沼およびその周辺の車軸藻類ポテンシャル?埋土胞子からの発芽の可能性」

14:15〜14:20 休憩

14:20〜15:45
野尻湖水草復元研究会活動成果報告会・・・ホシツリモ水草帯の復元を目指して・・・
 1.山川篤行(野尻湖水草復元研究会)
「藻エビを食べたい・・・挨拶にかえて」  
2.樋口澄男(長野県環境保全研究所)
野尻湖水草復元研究会の活動の概要」
3.酒井今朝重、酒井昌幸(野尻湖水草復元研究会)
「サポートダイバーの活動」      
4.北野 聡(長野県環境保全研究所)
野尻湖の魚類相の変遷」                
5.近藤洋一(野尻湖ナウマンゾウ博物館)
水草復元活動を通して実施した環境教育」
 6.平林章男(長野県生活環境部水環境課)
野尻湖における水質保全対策について・・第3期野尻湖水質保全計画を中心として」

15:45〜15:50 休憩

15:50〜16:20
浅枝 隆(埼玉大学)・山室真澄(東京大学)
「シャジクモ衰退原因の再検討」
16:20〜16:50
笠井文絵(国立環境研)
「国立環境研究所タイムカプセル化事業における絶滅危惧種藻類の域外保全
16:50〜17:00
閉会挨拶 :渡邊 信(筑波大学