7月7日七夕の日は、修士2年Tさんのフィールドである埼玉のため池を、二手に分かれて20以上回ってきました。研究室メンバーの調査を自身の巡検も兼ねてボランティアで手伝うのは、東大地理以来の伝統です。
Tさんは、ため池一般の説明やこれまでの結果をまとめたレジュメと調査値の地形図を、参加人数分準備していました。最初のため池では全員で調べて、特に水質分析の方法をM1にていねいに教えてから、分かれての調査。
私はTさんがいる組に入って、水草探しを担当しました。幸か不幸か事前のゼミで「植物の有無が水質に左右するのではないか」とのコメントがあったものですから。
結果、埼玉のため池はウソのように水草が生えていません。20以上回ったのに、沈水植物が生えていたのが皆無、浮葉植物が生えていたのが3つ、という惨憺たる結果でした。
特に下記の2つの湖沼、左側も右側も同様に浅くて、背後から農薬などが流れ込んできそうな状況でもないのに、左側のように全く水草が生えていないため池がほとんどでした。
Tさんの調査結果から、例えばゴルフ場内のため池はいろんなものが入っていてECが高いという結果がでています。ですが、ECと関わりなく、ほとんどのため池で水草が生えていない理由は、全くの謎です。