先を越された。。。

"Shift from denitrification to anammox after inflow events in the central Baltic Sea"という論文が最新号のLimnology and Oceanographyに掲載されました。図書館に入るのはまだ先なのでネットで要旨だけ読んだのですが、中海でアナモックスが起こるとしたらこういうメカニズム、と思っていたことを、しっかり先を越されて書かれていた感じでした。残念!でもバルト海と中海ではスケールも、海水の入り方も違うし、また違った現象から、本質に迫る発見があるかもしれない。。。
アナモックス型脱窒は、まだまだ分かっていないことばかりの、研究者にとっては宝の山。しかもその結果如何によっては、地球上の窒素循環像も変わってくるかもしれないのですから、少しでも窒素循環に関わった研究者からの関心がとても高いのです。卒論で脱窒をやった学生さんが来られたら、是非、アナモックス研究を継承してもらいたいと思っています。