夏学期の「水環境論」の淡水篇では、日本という国土で持続可能に人が生きていくためにどうすればいいのか、淡水資源問題から考えてみました。
その時に指摘したいくつかのポイントのうち、「危機的な食糧自給率の改善」「クルマに依存しない生活体系」「人口減少をチャンスと捉える「」「江戸時代のガーデンシティに学ぶ」に非常によく似た主張が、下記の本に書かれていました。
時代の思想が変わるというのは、一人の天才が独創的に思いついて広まっていくのではなく、そのような発想が湧きでる背景が既に社会に存在していて、明確には意識されていなかった(もしくは文章にされていなかった)だけではないかと私は思っています。
私が水環境論で指摘した考え方は、たぶん今後、いくつかの流れの中の一つにはなっていくと思います。それが主流になるかどうかは全く未知ですけど。
海洋観光立国のすすめ―こころ美しい日本の再生 持続可能な社会つくり
- 作者: 中瀬勝義,庄司邦昭,明戸眞弓美
- 出版社/メーカー: 七つ森書館
- 発売日: 2007/07
- メディア: 単行本
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