バス100尾の大移動

かつてバス釣り少年だったI君の修論は、ブラックバスによる、とある外来種に対する捕食効果の検討。ちまちました水槽ではストレスがかかってバスが異常行動しそうだったので、いくつもの大きな水槽を野外に所有している、ある施設の方と共同研究の形で進めることにしました。その方と私とを仲介しながら、実験プロジェクトを進めているI君。

「○○先生と相談した結果、いろんな条件を考えると、バス100尾は必要そうです」「そんなにどうやって釣るの?」「それは大丈夫です。○○すれば。。。」

さすが。バス好きだけあって、ちゃんとアイディアがありました。

「でもそれ、どうやって運ぶの?」「どうしましょうか」「最近、食材の魚を生きたまま見せてる料理屋が多いから、そういう運搬に使ってる装置とトラックでもレンタルする?」「そうですね」「で、運んでから実験開始まで、どこで飼うの?」「!」

ほとんんど「プロジェクトX」の世界です。今年度できなくてもいいから、今から少しづつ、来年度は着実に実験できるように準備を進めてください。私もバス100尾の運送手段の検討と資金獲得、頑張らなくっちゃ。