第2回琵琶湖「藻刈りまっか」大会に参加しました

10月13日10時からの2時間、膳所公園近くの琵琶湖の湖岸で開催された、第2回琵琶湖「藻刈りまっか」大会に行ってきました。この大会、命名者は嘉田知事なんだそうで、彼女も船から「挟み竹」を使って採草体験もされてました。
前回は9月3日に視察に来ていて(9月3日記事参照)、その時はたいしたことはなかった流れ藻が、今は湖岸に押し寄せていました。おかげでバス釣りをするには、まず流れ藻を整理してから。

滋賀県では藻刈り船2艘を使って水草除去を行っていますが、年間3000tを除去するのに8000万円かかるそうです。それでも琵琶湖全体に生えている量からすれば焼け石に水。「藻刈りまっか」大会でも100名のボランティアが2時間かかって除去できたのは、たかだか4tトラック2台分に過ぎませんでした。写真は、ボランティアが湖岸に並んで、挟み竹ではなく、先が鉤状になった、シロウトでも草が取れる道具を使っての除去作業風景です。

でも、効果は量だけでは分からないもので、岸から竹で届く範囲を人海戦術で除いたものですから、2時間後の湖岸は写真の通りにすっきりしました。藻刈り船はこんな浅い所まで入ってこれませんが、一般市民が湖岸を歩いていて不快を感じるのは、こういった、とても浅いところの水草のかたまりなんです。

霞ヶ浦手賀沼印旛沼では、何とか沈水植物を復活させようとしていますが、水草を採って肥料にしていたかつてと違い、今は生えた水草を処理できないことから昔では考えられなかった問題が起こりえることを、先例の琵琶湖から学び、復活対策と平行して増えた時の対策も検討しておくべきだと思います。