脳脊髄液減少症 〜水俣病からの教訓

「弱者逆転の下剋上マーケティング」というブログ。「NPO法人ランチェスター協会 最年少認定インストラクターの篠永が、戦略の基本原則・弱者逆転の法則・ゲリラ式マーケティング戦術・セールス技法をご紹介するBlogです。」との説明があります。今日はこのブログに載っていた記事を転載します。

10月9日の記事で、脳脊髄液減少症という、多くの患者が苦しんでいる後遺症の認定基準が、まるで水俣病のように、本来の医学の問題ではなく、何らかの意図から歪められつつあるとの危惧を書きました。今日、転載する記事は、そのことをさらに明確に訴えています。

10月9日の記事で、水俣病を引用したのは理由があります。10月7日の記事で、水俣病研究の第一人者であられる原田先生のご講演を聴講したことを書きました。そのご講演の最後の方で、原田先生はこう結んでおられました。「水俣病を医学だけの問題に矮小化してしまったのが、最初の間違いだった。」

脳脊髄液減少症についても、もちろん「正確」な診断基準を、「この後遺症に現実に医師として関わっている方によって」決めていただくことは最低限のことです。しかし、患者が30万人以上もいて、それがいまだに保険認定もされずに苦しんでいなければならない現状をどう考えればいいのでしょう。患者の声を潰そうとする何らかの力がある、この後遺症があっては困る団体がある、そういった、社会通念的な正義が通じないことを許容する問題点が、今の日本にあるということを示しているのではないでしょうか。

だから水俣病について原田先生が言われたように、この問題を医学界での勢力争いにとどめてはならないと思うのです。

以下はブログ管理人からのご許可を得て転載いたします。

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〜30万人の患者の願い〜ご署名のお願い!
下記の文章は、横浜に住む僕の友人から送られてきたものです。
人として、困っている人を助けたい。正しいことは正しくあって欲しい。

ぜひご一読の上、あなたからのご署名をお願い申し上げます。

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私の疾患での署名活動をしているのですが・・・ ご協力をお願いしたいのです。
脳脊髄液減少症」の置かれている状況が現在どのようなものなのかをお話ししたいと思います。
この病気の発症の多くは、交通事故です。それで、損害保険会社はこの病気が病気として認められることを非常に恐れています。30万人と言われている患者に保険金を支払わなくてはならないからです。 それで、病気の確立を阻止しようとして、躍起になっています。

患者を一人も診察したことのない医者(脳神経外科の権威者といわれている方)に反対文献を研究費という名目で多額のお金をだし書かせています。 その内容は、古い文献の寄せ集めで、他の医者のあら捜しのような内容です。その文献は都内のあちこちの病院に損保より配られています。

また、さまざまな学会にも損保は顔を出し、研究費を配り、「実際にある病気をないもの」にしようとしています。 神経外傷学会は、「こんな病気はない」という反対の立場に立ちました。

また現在、残念ながら、裁判所もこの医者の書いた文献を判決の基準にしていますので、「髄液漏れ」の事実が認められていません。 本来、病人を助けるべき医者により、患者はますます苦しめられています。 また、100人ほどの専門医は、相当な圧力をかけられ、意気消沈しています。

治療をしてあげたくても、保険庁からの指導により、保険適用がみとめられず、新患の受付をストップしている病院もあります。病院を辞めざるを得ない先生もいらっしゃいます。このままでは、治療のできていない99%の患者たちは、今後治療もできなくなります。

また。厚労省が作った研究チームも専門医は2人しか入っていません。他は反対者ばかりです。なので、熱海の先生が、1いうと感情的に10反対意見をのべて、研究も一向に進んでいないそういです。このままでは、 『実在する病』が『ないもの』になってしまいます。

賛成・反対の医者、厚生労働省文部科学省国土交通省金融庁などの担当官、マスコミなどを集めて、全国の患者さんに集まってもらい「苦しみをわかってもらう場」を考えています。

「髄液など漏れない」という医者に事実を突きつけたいと思います。言葉は悪いですが、「化けの皮を剥がしたい」と思います。
ここで、泣き寝入りをしてしまったら、患者たちは治療ができぬまま、さらに悪化し、自殺など最悪な状況に陥ることは明らかです。

それで、みなさまにお願いは、その時に役人に提出する署名活動にご協力をお願いしたいのです。内閣官房長官を予定しています。全国で50万筆を目標にしています。

できる範囲でかまいませんのでご協力お願いいたします。
こちらから、署名用紙が取り出せます。

http://www.npo-aswp.org/

上から2番目の黄緑の枠をクリックしてください。
    
よろしくお願いします。

*サイト内にある篠永医師とは僕の父ですが、これは僕の個人的な意思でお願いしております。