さあ、後半がんばろう!

大学に移って半年が過ぎました。
その間、自分の研究の国際誌投稿は1本だけという大変なレベル低下になってしまいました。
大学では研究だけでなく、学生の教育がとても大切で、それは自分の学生だけでなく、どのような学生を望むからという観点で入試問題を作ったりとか、専攻や、場合によっては本郷の関連分野も含めてどのような教育体制にするのかとか、いろいろな問題が絡んできます。自分だけではなく、専攻全体、地学系全体、大学全体との折り合いも必要になります。
陸水学」は、日本の水環境を守っていくうえで、絶対不可欠な考え方だと思っています。ですので、陸水学を学ぶ学生さんが毎年数人は入学して、どの分野に出ていくとしても、考え方だけは受け継いでもらいたいと思っています。
陸水学」なんて、たぶん、ここに来るまでは聞いたこともない学問の重要さを社会にアピールすることも、ですので、早急に取り組むべき課題です。
一方で、常に研究の第一線の仕事をしていてこそ、学生さんに研究のおもしろさが伝わるのだと思いますので、半年で国際誌1本という低レベル状態は、そろそろ何とかしなければなりません。
課題山積み。でも、いろんなことが大変だと感じているのは生きていられるからであって、死んでしまってはしんどいこともないけど、楽しいこともない。同じ交通事故でも、私のように後遺症だけで済むのか、命まで奪われるかは偶然で決まってしまうのですから、生きている間は決して妥協せずに頑張らなくっちゃと思うこの頃です。