体の中の水 --脊髄液の役割

いくら水環境といってもこれは医学の分野なのですが、私にとってはこの脊髄液が大問題。交通事故で脳脊髄液減少症という後遺症を追って、脊髄液の漏洩による脳の縮小という症状を抱えているからです。
今日はフィールドワークを予定していたので、昨夜は早めに横になって脳に髄液が行くようにしようと思っていたのですが、大学での打ち合わせが長くなり就寝が深夜になりました。その上、4時間睡眠で起きたとたんに、低気圧が近づいている予感が(脳の調子が悪いと低気圧がこたえるので、何となく分かります)。これは外作業は無理と、フィールドは断念しました。
案の定、低気圧がやってきました。脳脊髄液減少症って、本当に、まだまだ解明すべきことがたくさんあります。
例えば、この後遺症を発見された篠永先生が、「むち打ち症はこれで治る!」という本でこう書かれています。
「難治性といわれている多くの疾患、たとえば線維筋痛症慢性疲労症候群メニエール病、慢性連日性頭痛の一部は脳脊髄液減少が原因になっていると思われます。そのほか産後うつ子宮内膜症、脳脊髄変性疾患、逆流性食道炎クローン病顎関節症、小児起立性生涯、シェーグレン症候群など、多くの疾患の発病に脳脊髄液減少が関与していることが推察されます。(略)脳脊髄液の減少が内分泌系、免疫系の機能以上をもたらすことを考えると、さまざまな症状を引き起こし、多くの難治性疾患に関わっているであろうことは容易に想像がつきます。」
このように多岐に渡る症状があることを既に把握している、現場で治療に当たっている医師を排除して、この後遺症のガイドラインを作らせている厚生労働省10月9日ブログを参照してください)。エイズの反省無くC型肝炎問題でもおそまつさを露呈しておりますが、それにまさるとも劣らない大勢の患者が現に苦しんでいるこの後遺症で、またもや同様の誤魔化し行政を企てているとしか、患者である私には思えません。