宍塚大池の外来生物試食シリーズ、アメリカザリガニ、ライギョに続く第3弾はオオクチバス。冷凍にしておいた切り身をムニエル風にして、レモンバターをかけていただきました。
これもおいしいです。スズキに似た淡泊な白身で、歯ごたえもスズキそっくり。
私の学位論文では、宍道湖という島根県にある湖で、ヤマトシジミ(おみそ汁にいれる二枚貝)を通じてどのような物質循環が成立しているかを検討しました。アオコなどが発生しやすい夏、宍道湖ではシジミが植物プランクトンを食べ、そのシジミを漁師さんが漁獲してくれるため、流入する窒素の15%が、シジミの形で湖から除去されていることが分かりました。漁師さんは自発的に漁をされていますから、この窒素の除去には、浄化処理場のような経費は一切かかっていません。
各地で問題になっているブラックバスも、今のようにゲームフィッシングではなく漁獲の対象になったら、駆除費用もかからず、弊害もずっと減るんじゃないかと思いました。