何が起こるかな?

杉並病に関わっている知人から、来年度から東京都ではプラスチックゴミを一斉に燃やし始めると聞きました。本当?圧縮するだけでも摩擦や熱でいろんなものが出てきて杉並病になっているのに?
杉並病とは、1996年杉並区井草4丁目で操業開始した不燃ごみ圧縮施設から排出される物質によって、周辺住民に生じた健康被害を指します。プラスチックを圧縮すると、健康被害をもたらす物質を含む、様々なガスが発生することは、陸水研がある新領域環境棟の別の階におられる影本先生の実験でも証明されています。
加圧だけでもいろいろ出るのに、燃やして本当に大丈夫なのでしょうか。すごく高温にしたら有機物は全部二酸化炭素と水になるにしても、他の元素はどうなるのでしょう?
早速、東京都庁のホームページを検索したら、東京都廃棄物審議会答申の中に、確かにそう書いてありました。埋め立てはもう限界なので、「サーマルリサイクル」と称し、燃やすことで熱エネルギーとして利用するということで、確かに平成20年度から実施するとありました。
この情報を教えてくれた知人は、プラスチックの燃焼処理の前後で何がどう変わるか証明するために、現在のVOC(揮発性有機化合物)を都内のあちこちで測定しているそうです。私のカンでは、都内の大気よりも、意外な場所・モノに影響がでるような気がします。陸水研の長期テーマにしようかな。