魚介類の有害汚染

「有害物質による魚介類汚染問題」をテーマにした食品汚染シンポジウムのお知らせです。転送可だそうです。

1.開催の趣旨と目的
「食の安全・安心」を確保し推進することは、国民共通の課題となっています。
農薬や食品添加物さらには組み替え遺伝子作物による安全性をめぐる問題などに加え、有害物質による魚介類汚染の問題は、次世代への影響を含め放置できないものと危惧されます。なかでもダイオキシンおよびメチル水銀による魚介類汚染は、深刻な状態にも係わらず、その対策は遅れたまま推移しているように思われます。
さらに、有害物質による魚介類汚染の問題は、ダイオキシンメチル水銀のみならず有機スズ、PCB(ポリ塩化ビフェニル)、カドミウムなどによるものもあり、これらについても現状のまま放置しておいて良いのかとの疑問もあるかと思われます。
一方、魚は豊富な栄養源であり、かつ優れた食文化の一つでもあり、海に四方囲まれた日本では、もっと需要の増加が期待されてしかるべきものであろうと思われます。
今回のシンポジウムは、これらの現状を踏まえ、この問題に対して私たちは今後どう対応していったら良いかについて、汚染の実態と問題点を共通の認識とし、広く考える場となることを期待し開催いたします。

2.日 時
2008年2月2日(土)、午後1時15分〜5時30分 (開場:午後1時)

3.会 場
文京シビックセンター4階シルバーホール(文京区春日1−16−21、03(3812)7111)
交通機関東京メトロ丸の内線・南北線後楽園駅徒歩1分
都営地下鉄三田線大江戸線春日駅徒歩1分
JR総武線水道橋駅徒歩8分
周辺図:http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_shisetsukanri_shisetsu_civic.html

4.報告のテーマと報告者
EU、JECFA、コーデックス委員会などの国際動向
藤原寿和氏(化学物質問題市民研究会代表)(予定)

ダイオキシンによる魚介類汚染の実態と問題点
中下裕子氏(弁護士、ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議事務局長)

メチル水銀による魚介類汚染の実態と問題点
小野塚春吉氏(元東京都健康安全研究センター、日本科学者会議公害環境問題研究委員会委員、日本環境学会副会長)

◇魚市場(流通業者)から見た「魚食の安全・安心」―東京都中央卸売市場東京ガス豊洲工場跡地移転問題とも関連して―
野末 誠氏(「市場を考える会」総務役員)

コメント:畑 明郎氏(大阪市立大学、日本科学者会議公害環境問題研究委員会委員、日本環境学会会長)

5.参加費
1人500円 (資料代等。報道関係者を含む。当日会場で申し受けます)

6.定 員 105人(先着順)

7.協力団体(2007年12月17日現在)
化学物質問題市民研究会、家庭栄養研究会、久保医療文化研究所、市場を考える会、食の安全・市民監視委員会、政経研「環境・廃棄物問題研究会」、日本科学者会議食糧問題研究委員会、オリンピックを考える市民の会

8.後援団体(2007年12月17日現在)
ダイオキシン環境ホルモン対策国民会議日本消費者連盟、(財)東京保健会・病体生理研究所

9.その他
◇当日は、なるべく公共交通機関をご利用ください。
◇当日排出したゴミ(廃棄物)は、それぞれお持ち帰りいただくようお願いします。
◇会場内は、禁煙とさせていただきます。

【問い合わせ先】
このシンポジウムに関する問い合わせは、下記にお願いします。
日本科学者会議 〒113-0034 東京都文京区湯島1-9-15 茶州ビル9階
電話:03-3812-1472、FAX:03-3813-2363、電子メール:mail@jsa.gr.jp