1月25日、冬型の晴天かつ強い冷え込みの中、秩父の渓流まで水質調査に行きました。数年前に全国規模で行われた渓流調査で、埼玉県の渓流域の硝酸濃度が、とても高い値を示していたのです。その調査は夏に行われていたので、では冬はどうかと、その調査報告と同じ場所に採水に行ったのでした。
なぜ冬ではなく夏の調査だったのか。その理由がよく分かりました。冬だと道が凍っていて、運転も大変。渓流自身も凍っていて、その下を流れる水は当然0度。採水で水に手をひたすと、冷たいというより痛いという感覚になります。
夏の渓流も藻がついた岩はつるつるで危ないのですが、雪が積もった岩も勝るとも劣らないくらい滑ります。この沢でT君は少し滑って川にはまり、靴が水浸し。凍傷になりませんでしたか?
とは言え、冬の秩父、それも、通行止めになっている長野との県境近くまで来ると、景色もなかなか見応えがあります。この日は下の写真のようなスポットを巡るバスツアーも来ていました。まるで滝のようですが、雪解け水が凍ったものです。ここで景色を楽しんで、その後、下流にある大滝の温泉に浸ってという余裕があれば、冬の渓流調査もオツなものかも。。。