地理学者による海の温暖化研究

2月21日放送になったNHKクローズアップ現代地球温暖化 異常気象 海からの警告」では、インド洋の温暖化と異常気象の影響を解説していました。その中で、東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻の茅根教授による、サンゴ年輪を使った水温と環境の復元に関する研究が紹介されていました。
茅根さんは地理のすごく近い先輩です。まだ二人とも学生のときに、ヤッコカンザシというゴカイの棲管を使えば岩礁海岸での地震隆起量を正確に推定できるという、この分野では結構有名になった研究を一緒にやってました。個人ホームページを見ると「助教授」となっていますが、昨年11月から教授です(早く更新しましょうね^^)。
地理は幅広い学問で、東大地理出身者で、こういう地球環境変動の最先端研究を担っている研究者は、決して少なくありません。
今は「地理学教室」という名前は無くなりましたが、茅根さんの研究室は、かつての地理と同じような雰囲気で研究を進めているんじゃないかなあ、と思います。ご自身もダイビング免許を持って潜る方なので、サンゴ礁が好きな方にはおすすめです。