私の娘は屋久島に山村留学する前にも、家族旅行で縄文杉まで登山したり、寄り道しつつ島1周をドライブなどしていました。さらに1年間屋久島に滞在した娘が、観光スポットとして一番気に入ったのが白谷雲水峡とのこと。私はまだ行ったことがなかったので娘と二人で出かけました。
天気もいいし、この季節なら普通の格好で大丈夫との里親さんの言葉に、私はジョギングシューズにブレザー、娘はジャージに運動靴といういでたちだったのですが、現地ではリュックや登山靴といった本格装備の方が多くて、ちょっとびっくりしました。とは言え、多いと言っても縄文杉ルートより観光客ははるかに少なく、猿の鳴き声の余韻まで楽しむことができました。
10時に登り始め、弥生杉、二代杉と周り、原生林歩道へ行きました。この歩道は縄文杉ルートより本格的な山道で、小猿がいたり鹿がいたり、苔の美しい造詣も楽しめました。白谷小屋まで11歳の女の子連れで2時間。帰りは整備された楠川歩道コースを歩きました。吊り橋やいろいろな水の造形が楽しめました。この歩道は300年前に、杉を運ぶために造られたそうです。駐車場に戻ったのが13時調度だったので、3時間のハイキングでした。
次に向かったのは、尾之間の公営温泉。JRホテルの温泉と兼ねていて、温泉だけの客は裏手から入ります。断崖の上にホテルがあるため、温泉の目の前は海。テラスになっている部分は風が吹き渡る完全な露天風呂で、180度の展望を楽しめます。海岸沿いの露天風呂でも空しか見えないのが多い中で、ここは私が体験した中では、安心して開放的な景色を楽しめる、イチオシのスポットです。肌が荒れやすかった娘が、つるつるの頬になっていたのは、娘に言わせると、ここに何度も連れてきてもらったからなんだそうです。
翌日、最後にどこに行きたい?と娘に聞いたら、写真の栗生浜に行き、1時間くらい遊んでました。途中で1,2年生の男の子達も来ました。家から歩いてすぐのところにある、ここや川で遊ぶのが何よりも楽しかったという、娘の1年間でした。