欧州議会 食品用着色剤の禁止を支持

化学物質問題市民研究会の最新のニュースレターに、海外情報として「欧州議会 食品用着色剤の禁止を支持」という記事がありました。リンクをたどると、冒頭は下記でした。

MEPs back ban on bright colouring additives in food

Parliament's Environment Committee has voted to ban colouring agents in food, as recent research on health effects of bright colouring additives in sweets and soft drinks shows that these dyes can cause hyperactivity in children.
(ニュースレターでは下記のように訳されています)
欧州議会環境委員会は、お菓子やソフトドリンクの健康影響に関する最近の研究が、これらの色素が子どもの多動症(=年齢あるいは発達に不釣り合いな注意力、及び/又は衝動性、多動性を特徴とする行動の障害で、社会的な活動や学業の機能に支障をきたすもの)を引き起こすことを示しているので、食品中の着色剤を禁止することを採択した。


日本ではメーカーの大反対にあってボツになりそうな提案ですね。食品添加物や農薬の危険性を危惧する消費者は、まだまだ少数派のようですし。この差は何に起因するのか、関心のもたれるところです。
この禁止令は、今後下記の予定で執行になるようです。
Next steps:
9 June 2008: Council political agreement on final act expected.
7 Jul. 2008: Parliament plenary vote (second reading) scheduled.
By 2010: Date by which the new EU rules could come into effect, if adopted.


(追伸)このニュースレターの最新号、今度大学に行く27日に、いつものように部屋の入り口に貼っておきます。ご自由にご覧下さい。