理想的な執筆環境

9日の17時に離陸したエアカナダの飛行機でトロントに向かい、2時間半の遅延で乗り継ぎ便に遅れたために、次の便まで4時間待ち。目的地のセントジョーンズに着いたのが日本時間の10日17時と、一日がかりの移動でした。
初めて乗ったエアカナダの国際線、3回の食事は量・質ともに全く満足のいくものではなく、特に1回はのび切ったカップヌードルが配られ仰天。アテンダントも不器用な人ばかりで、通路側に座っていたためジュースと水を2回かけられましたが、12時間のフライト中、エコノミーでも電源を確保できたのは何よりでした。
トロントの国内線空港も、探せばどこかに電源があって、かつインターネットデスクはないのでメールチェックは諦め、論文執筆に集中せざるを得ないという理想的な環境でした。おかげで13日に話す内容をほぼ投稿論文の形に仕上げることができました。学会会場ではネットにつなげるハズなので、さっそく共著者に送って、帰国する頃にはチェック済みが戻っているといいなあ。
国際誌筆頭が皆無の東大教授なんてシャレにもならないから、今年度はともかく書きまくって、リハビリに努めることにしました。雑誌を選ばなければ4本位何とかなるはずだと思って(書きかけが2本、リジェクトされたまま3年くらい放置してあるのが1本、それに今回のは発表までに原稿にするという交通事故前の習慣復活を目指せば)、特に今回の海外出張は往復で1本づつ何とかしようと、スーツケースの中は執筆用資料がほとんど(アメリカの学会だから同じジーンズとセーターで4日過ごしてもおかしくなはい)。その甲斐あって、何とか1本かけて、まずは幸先のいい出だし、かな。
ちなみに目標は大きめにと、今年度は修士が2本、博士が2本、私が4本で計8本、来年度は修士が3本、博士が2本、私が5本で計10本、この陸水研から国際誌受理、としました。いつもながら風呂敷だけは大きい。