アウトドア系若者と脳脊髄液減少症

かつて地質調査に励んでいた当専攻の学生さんが、脳脊髄液減少症と判明した例がありました。彼はおそらく、調査中に転んだことが原因ではないかと思うと話していました。

つい先日、やはり当専攻のオリエンテーリングをやっている女子学生さんがこの後遺症で入院し、しばらく療養中との報告がありました。

人並み以上の体力がある若者達が、この後遺症に次々かかるというのは、やはり何かおかしい気がします。筋肉とか運動神経はあるのに、たまたま転ぶとこの後遺症になるというのは、やはり髄膜が脆くなる、もしくはあいた穴が塞がらなくする何かが起こっているのではないでしょうか。

これは杉花粉症なみに、日本に特に多い疾患ではないかとの思いを強くしました。

「環境病」という言葉が脳をよぎりました。もし脳脊髄液減少症の原因として環境病の側面があるのならば、問題は非常に複雑です。でも、関わっている多くの現象の専門家が真に化学的に議論すれば、目から鱗で何かが見えてくる可能性も秘めています。