屋久島の川

屋久島の川で樹林化調査をしています。
この島は日本の植生が凝縮されているなど、生物についてはいろいろ調査されていますが、河川地形については、Ciniiで検索したところ皆無に近い状態でした。
たとえば河口が滝になっている川は、日本では屋久島ともうひとつで、2カ所しかないそうです。
それ以上に私が来るたびに驚いていたのは、直径1mもあろうかと思われる礫がゴロゴロした河原です。こんなに大きな礫、他では扇状地でさえ構成物質にはなってないでしょう。
そんな河原ですが、ある川では樹林化しているのに、別の川では礫だけ。
この差は何が原因なのか、幸い、樹林化をテーマにした予算が採択されたので、かねてより樹林化研究されているA先生と一緒に、屋久島を回っています。今日が最終日の3日目。ちょっと見えてきた仮説が合っているかに焦点を置いて見てこようと思います。