22日の野外実習では、全員で秩父側から三国峠まで行きました。霧のあいまに見えるのは、延々土砂崩れ。こんなところのドライブ、もうみんな一生ないよねと、撮ったはずの集合写真。実はXDカードが入っていなかったことに、翌日、アルバム整理をしていて気付きました。
どうしてメモリーが入っていないのにエラーが出ないの?これってアリ?と怒ってもどうしようもありません。。。
今回の野外実習は、教員になってまもなく参加した自然環境野外実習の場と一部重なっていました。そこで初めて会った今のM2の1年前が思い出されて、個人的にもとても意味深な野外実習でした。
D4のT君も、M2のI君・T君も、この1年でまるで別の人を見るようです。ひとりで開いてきた道。それをこれからはここでみんなと開けるかもしれない。ここにはいってくるみんなが、こんな風に化けるのなら、どんな奇跡も起こる気がします。
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ヘッセのIm Nebel(霧の中)が好きです。特に「レーベンイストアインザムザイン」というフレーズが好きでした。
Seltsam, im Nebel zu wandern!
Leben ist Einsamsein.
Kein Mensch kennt den andern,
Jeder ist allein.
ご存じのように、これはヘッセの初期の作品です。霧はいつかは晴れる。彼が絶望を霧に託したのは、その本質を実は潜在意識で認識していたからだと、そして私も知っていたからなのではないかと思ったこの野外実習でした。
次は「ガラス玉演戯」ですね。でも私はもともと東洋人なので、たぶんやすやす越えるのでしょう。私の心の中のスナップショットになった、霧の三国峠のみんなと一緒に。
PS:すごい思い入れです。8才くらいからヘッセを自己流で読んでいただけで、ヘッセ研究がいまどうあるかなど全く無視した文章です。。。
PS2:どの記事で紹介したか。。。牛乳でつながったKさんも、ヘッセを特に気にしておられました。ドイツにお住まいの間に、ヘッセが使っていた貝製のボタンを、あたかも運命のようにゲットされていました。
私に子どもができたとき、ヘッセのことなど何も言わなかったのに、そのボタンを使った赤ちゃん用のベストを手編みしてくれて「ヘッセが使っていたボタンです」とメモ書きして送って下さったのには正直、驚きました。女性の直感ってすごい!と、心底思いました。ヘッセのボタンは、今はわが家の家宝です。
人生はかくもドラマに満ちています。