ELR2008口頭発表から、水位操作関係

20,21日と口頭発表があったELR2008では、いろいろ興味深い発表がありましたが、特に下記の2つはダムの特性をいかした水質管理手法として面白くうかがいました。

・大気曝露によるダム下流河川の糸状緑藻類(アオミドロ)対策の効果
→粘性の高い糸状緑藻の制御には、大気暴露とフラッシュ放流との組み合わせによる対策がより有効となる。

ダム湖の水位低下操作を利用した外来魚の防除手法の効果
→水位を低下させることにより、成魚を網に誘導したり、産卵床を日干しにすることができる。これらの操作の結果、オオクチバスブルーギルは有意に減少した。


追伸:この学会で泊まった福岡市内をジョギングした感想を22日記事にしましたら、昨年、娘と一緒に屋久島に留学していた福岡市のお子さまのお母様から、記事を読んだとメールをいただきました。お二人もあの朝、釣り大会で付近の海岸におられたそうです。
このブログは私の学生さんと将来の学生さんを意識して書いているのですが、いろんな方が読んでくださっていて、そして時折思いがけないつながりをお知らせ頂けて、とてもありがたいと思います。