シャコバサボテン

11月上旬まで屋外で育てていたシャコバサボテン、日当たりのよい所に取り込んですぐに咲き出した鉢から順に、涼しい玄関に移していました。今週になって、8月から延々と最大懸念事項だったT君の学位論文について、まあ何とかなるだろうと私なりには見通しがつきました。それでようやく花を楽しめる余裕ができて、平置きから立体的に並べてみました。

花が好きです。小学生の頃はサツキの盆栽、自宅を建ててからはボタン、ユリ、スイセンを複数種植えて楽しんでました。
大学に移ったら想像以上に雑用が多く、花の世話をする時間がほとんどとれなくなりました。たとえば今年のボタンは昨年より相当花数が減ったし、サツキの盆栽はとうとう枯らしてしまいました。
それで昨年の冬から集め始めたのが、シャコバサボテンです。サボテンだから、短期間なら水やりできなくても元気でいてくれると思ったものですから。期待通り、水やりについては全然問題なく過ごせたのですが、一番大きな株が夏に原因不明のまま元気がなくなり、根がつまったのかと鉢から出したのですが、そうでもなく。。。いろいろ考えて自宅で一番日があたらなく、かつ風通しのよい屋外に置いたら、生き返ってくれてホッとしました。
花を育てるのも、自然科学の研究と共通する面があると思っています。育て方などの本を読んで(=既報を読んで)、なぜ元気がないのか仮説を立てて、調べてみて、仮説が違っていたら別の原因を考えて、実験をして。もっと言えば、生活全体も研究対象みたいなものかなと思っています。