ミニノート

都内で夕方まで会議があったついでに、秋葉原ヨドバシカメラへノートPCの下見に行きました。
私が現在使っているノートPCはCPUがPentiumIII、933MHz、240MB RAMと「よくそれでストレスかからないね」と自作PCが趣味の息子からは呆れられているシロモノです。Victorがノートパソコン事業に参入してすぐにでてきた製品で、今でいうミニノートサイズの、当時はほとんど唯一のPCでした。あまり知られていませんが、このPCは外付け電池(大きいのをつけると8時間もつ)を外しても、通勤の片道程度の時間は動きます。外部電池を外した重さは、今のミニノートと比べても最軽量だと思います。
3年ほど前、さすがにもうこの遅さはたまらないと思っていたところへ、HDがダメになりました。買い換えるかどうか迷ったのですが、当時のノートPCではまだ、これに近い軽さと電池性能を持つものがありませんでした。それでPC自作ショップに頼んでHDを100GBにしてもらい、その半分しかHDを使わないように大きなデータはいれないとか、遅くなってきたらデフラグを行うとか、デスクトップにはなるべく何も置かずショートカットだけ置くとか、息子から教えてもらった知恵を駆使して使ってきました。
本来の性能より大きいHDをいれているためか、ちょっと使っているとすぐに熱くなります。それで使用時には100円ショップで購入した木製の鍋敷をしいて、熱がこもらないようにしています。無線LANの性能も相当時代遅れなので、外付けの受信機をUSBでつないだりとか私なりの工夫もしてきましたが、ゼミなどで学生さんが使っているノートPCの軽快な動きを見て、仕事していてその遅さにストレス感じてても仕方ないか。。。という気にようやくなったのでした。ネットで調べてみたら、メモリー1GB、160GBHDで4万円台と、負担感の少ない価格のもあるようでしたし。
実はデスクトップも、マッキントッシュのG4がでてすぐに購入したものを、大学でMacでしかできない仕事に使っているとか(一部、OSX以降では動かないソフトがあるので)、私はどちらかというとPCは滅多に買い換えない方です(買い換えたくても、実験装置や消耗品を優先させているうちに予算が無くなっていた、というのが本音かも)。私生活でも、たとえば服もあまり買わない方です。高校でアメリカにいたときに生涯最重量の体重にまで太っていたので、すっかりオバサン体型になった今でも高校の頃に着ていた服が着れてしまって、もったいないのでつい着てしまいます。小学校6年生の娘は素直に「お母さん、エコだね」と感心してくれるのですが、高校生の息子は「それって、相当おかしいから」と批判します。服装とか、みかけに関してはど〜でもいいでしょ、と軽く考えられますが、仕事のお道具に関しては、もう少し流行に敏感になって、あえて資源浪費してでも新しいのをいれるのがいいのかなあ。。。
そんなことを考えつつ周辺機器を見ていたら、PCに接続するイアホンも、耳穴の中にすっぽり入って音が漏れにくく、かつピアノの音がよりクリアに再現されるとか、特に高音or低音が綺麗とか、様々に進化していることに気づきました。試しに、ピアノの音が綺麗に再生できると店員が勧めてくれたイアホンを買って、帰りのTX車内で音楽を聴いていました。音が漏れないということ=外の音も入ってこないで、車内アナウンスに邪魔されることなく、確かに音が格段に綺麗で、久々にゆっくり音楽を聴いた気になれました。やっぱり技術の進展は大きいから、ノートPC買い換えよう!と、このイアホンが決めてとなって決意したのでした。