投稿論文の下書き

12月2日の陸水ゼミで、M1もM2も投稿論文を早く出しましょうねとハッパをかけました。何事も習うより慣れろです。論文だって、最初からそれらしく書けるハズがありません。みてくれる人がいるあいだに、1本と言わず、2本でも3本でも、書けそうなところから書いていきましょう。
執筆においては下記を参考にしてください。

1.教員に見せる原稿は多めに書く(添削のときには、補足するより、多めの文章を削る方が論旨がクリアになる)。ただし「多く」というのは個々の文章を長くするのではなく、短い文章をたくさん書く、という意味。
2.科学論文にはおおよそのスタイルがあるので、そこからあまり逸脱しない。具体的には下記。
Introduction:この論文ではどのような問題について研究するのか、それについて、従来はどのように考えられて来たか紹介する。一般に図表は入らない。
Materials and methods:基本的に、ここを読めば誰でも追試ができるように書く。
Results:研究成果として得られたものは、たとえ従来の報告を加工したものでも、結果に示す。単に図表を並べるだけではなく、そこからどういうことが(素直に)読みとれるかを書く。ResultsはDiscussionと同じかやや多いくらいの分量がよい(結果がないのに、考察だけ延々してもしかたない)。
Discussion:もしここで図や表を出すとすれば、新しい考え方の概念図や、従来の報告の一覧について今回はこれくらいと比較した表など。