地質情報研究部門ポスドク募集中

産業技術総合研究所地質情報研究部門がポスドク募集を開始しました。書類締め切りが1月15日とショートノーティスなので、関心のある若手の方には、お早めに
http://unit.aist.go.jp/igg/ci/recruit/
を参照してください。
地球科学の研究を志す若手の方には、日本ではベストな職場だと私は思っています。まわりが物作り系が多いという点で難しい面もありますが、物作り系の方とオリジナル観測器を作っちゃうという仕事ができるのも魅力です。私の場合は、海草藻場のマッピング用にROVと係留気球を改造する仕事ができました。
環境問題を本当に検討する上で地学のセンスが不可欠だということは、たとえば環境とは時間的、空間的に固有な場を対象とすることから考えると自明です。なのに、環境問題がこれほど騒がれている割には、日本における地球科学の研究所の総本山である旧地質調査所は、必ずしも重要性に見合うだけの人的資源、財政支援を受けているとはいえないと思っています。
日本における地学教育の凋落に歯止めをかけるためにも、地質調査所の意義が国民に広く周知されるようなすばらしい研究を展開できる若手が応募してくれたらと期待しています。