物は考えよう

今日は大晦日。病院で過ごすなんて思いもしませんでしたが、こんなにゆっくり年末を過ごせたのは、ここ10年以上なかった気がします。
1年間の手抜きのツケで丸3日はかかる大掃除が終わるや、除夜の鐘が響くまでかかってお節作り。多少とも仕事ができるのは正月になってからだったのが、入院中は家事が一切なく、メールが見れないので自分が今したいと思うこと以外に雑用も降ってこず(降ってきてるのかもしれないけど知ることもなく)。おかげでようやく、ここ8年間取り組んできた「貧酸素水塊」執筆の総仕上げにとりかかっています。腸閉塞にならなかったら、大学のこまごました用事に気をとられて、また先延ばしにしていたところです。
教訓:ルーチンに流れず独自の仕事をしたかったら、腸閉塞になった気(?)で、ほかのことは思い切って後回しにすること
そう言えば、東大工学部名誉教授の西村肇先生は、何か本を執筆すると企画するや否や、秘書にも居場所を知らさず、どこかに雲隠れして一切連絡が取れず、院生の先輩達がすごく困っていました。自分が教授になって、ようやくその気持ち分かります。
1月5日か6日退院を目標に、昨夜から流動食が始まりました。6日の陸水ゼミ、ぎりぎりで間に合いそうです。