このところの関東地方はすっかり春という暖かさです。そしてウチの庭もまた、やっぱり温暖化が進んでいるのかなぁと思われる状況です。
下の写真は、昨年の今頃のキンカンの様子です。
40年前の大阪で両親が一戸建てを購入してキンカンを植えたときは、その翌年に1m足らずでもたくさん実をつけていました。なのに、つくばでは苗を植えてから7年経ち、手を伸ばしても先が届かないほど大きくなったのに、ほとんど実をつけてくれませんでした。柑橘類なので寒いのが苦手なのかと思っていました。
それが昨年になってようやく実をつけてくれたのですが、写真のように大部分の実が黒色に変色してしまいました。苗を購入した会社に写真を送って病気かと尋ねたところ、寒すぎるとこのようになるとの回答でした。
下の写真は今年のキンカンの様子です。
昨年に増してたくさんなりました(だいぶ食べてしまったので鈴なり状態ではないですが)。そして、寒さで変色した実はひとつもありません。
実がなるようになったのは温暖化の影響だけではないかもしれませんが、変色した実がひとつもないのは、今年の冬は変色するほど冷え込んだ日がなかったか、長く続かなかったからだと思います。
庭にいるとこんな風に、環境の変化が身近に感じられます。転職して草取りをする時間が十分とれなくなったので、この春にはあまり手入れをしないで済むように庭を大改装する予定ですが、残した木々や草花だけでもきちんと観察していたいと思います。