当専攻陸域では、夏学期の金曜午後に、修士1年を対象にした実習を行っています。身近な植物の同定、地形判読、水質分析など個々の教員による実習とあわせて、今日企画されていたのは、大学から徒歩圏内にある「こんぶくろ池」における野外実習。
地形測量(レベル測量)、トランセクトに沿って、植物観察・樹種同定・胸高および樹高測定、元素分析用に枯葉、枯れ枝、草、土壌、外来種の採取と記載、センサーによる水質測定と、フィールド系教員の大部分が参加しての総合的な実習を予定していました。雨天順延、霧雨程度ならば実施ということにしていて、これは今日できると思っていたら、まさかの強風。風が雲を吹き払ったらしく、うらめしいくらいのかんかん照りなのですが、自転車に乗っていて転びそうになるくらいの風で、これは測量や樹高測定は危険だろうということで、来週に延期になりました。
6月に入ると梅雨になるからとこの季節に設定した野外実習だったのですが、まさか強風で延期になるとは想定していませんでした。先週も新領域全体の新歓バーベキュー大会が強風で中止になりましたし、どうも今年は気圧配置が例年とは違う日が多いようです。