アスファルトに負けない植物

「環境問題の解決は生活から」が持論なので、生活基盤となる自宅を建てるときは、いろんなことを考えました。特に水環境という面では、雨樋の水を庭の地下に埋め込んだタンクに貯めて手押しポンプで汲み上げるようにして、また門から玄関までのアプローチを透水性アスファルトにしました。
雨水利用の方は、晴天時の乾性降下物も雨水と一緒にタンクにたまり、汲み上げる水は泥水になってしまうことが判明しました。解決策をまじめに検討する暇がなく、現在は放置状態です。
透水性アスファルトは、雪がつもったときに、溶けた水がしみこむことで路面が凍る度合いが少なく、すべりにくいというメリットを発見しました。一方で、水分があることから、植物がアスファルトの下で生存できることもわかりました。一部の植物は、地下からアスファルトを貫通して生えてきます。今のところトクサ、セージ、ミョウガドクダミが貫通に成功しています。このアスファルトの近くの地面に植えているバランやシュウメイギクマンリョウなどは貫通できないようです。
植物が貫通したところは大なり小なり、アスファルトがはがれています。もうあと5年もすれば、ぼこぼこのアプローチになりそう。環境面から透水性アスファルトにしている道路が最近は増えていると思いますが、貫通植物対策はどうしているのでしょう。