我が道を行く

M2のKさん、シャジクモについて、もしかしたらこれまでの常識を完全に塗り替える大発見かも、という成果を出つつあります。
もともと彼女には、シードバンクを使って植生を復活させて水質浄化する方法の開発というテーマを勧めました。手始めに宍塚大池(茨城県)のシードバンク由来シャジクモをいただいて、分析用に流しで洗いながら「これが本当に水質浄化になるのかしら。。」と話していたら、彼女はそれに引っかかった様子。数日後、「やっぱり水質浄化になる気がしないので、シャジクモが枯れたユッチャの方に着目したいと思います」と言い出しました。大丈夫かなぁとは思いましたが、昨年のM2が散々痛い目にあいつつもすばらしい研究を残したので、きっと最後は何とかなると信じて、自由に進めてもらいました。ただし方法はその道のプロに習うよう指導し、専攻の先生から本郷の先生をご紹介いただき、うちで前処理して本郷で分析、という感じで進めていました。
ということで、M1のY君も予備調査を終えて、あれ?と思ったこととか面白いと感じたことなどから、「始めにメソッドありき」ではないテーマを見つけてくれることと期待しています(予備調査の事前通知でミスして、事務担当者から厳重注意メールをいただいてしまいましたが、気にしない気にしない、良い研究さえしてくれれば。。。^^;)。

PS:これまでも時々このブログにメールでお問い合わせがありましたが、昨日は一度に2通もいただきました。迷惑メール防止で表には出していないアドレスを探し出してのご連絡で、とても嬉しく思いました。
最近は1日200アクセス以上あります。想定読者である私の学生さん、OB/OG、陸水研を目指す学生さん以外の方々が読んでくださっているのは明らかで、そういう方々には全然関係ないだろう内容を書くときは申し訳なく思うこの頃です。