セカンドハウスは必需品

会議2日目の16日は、早めの夕食の後、オスロ港から船でフィヨルドを見に行きました。
ここがフィヨルドだよと言われても、海底の地形が見えないので実感がわきませんでした。簡単な魚探でもあれば、急に深くなる様子がわかったのでしょうけど。
それで、海面より上を観察していました。写真は夏用のセカンドハウスだそうです。案内してくれたお嬢さんによると、ここからそのまま海に飛び込んで泳ぐのが夏の楽しみとか。泳ぐ頃の水温は何度くらいか聞いたら「夏には20度にはなるから」って、日本では20度ではまず泳ぎませんよね。
オスロから近いし、さぞかしセレブな人たちのセカンドハウスなのかと思ったら、一般人でもこのあたりにセカンドハウスを持つのは普通だと言われました。そう言えば、経済破綻の頃はタクシードライバーをしていたロシア人研究者の知人も、郊外にサウナ付きのセカンドハウスを持っていました。需要が多いと価格が安くなり、ステータスを示すためなら高くなるのだとしたら、ロシアやノルウェーでは、少なくともミドルクラス以上にとってセカンドハウスは必需品で、GNP的にはリッチなはずの日本人にはステータスなのでしょう。