昨日もご紹介した「Dr.アミノのアミノ酸ウォ−キングダイエット」(小学館)、実はここに書かれていることの大部分が、脳脊髄液減少症の改善に役立つのではないかと思います。
まず取り組むのが食生活。朝食は絶対に抜かず、食欲がなくても豆乳や果物などを食べること。寝たきりに近い方でしたら、冷蔵庫に豆乳とバナナを買い置きしておけばいいですね。そして食後にアミノサプリの服用。食事前に散歩する習慣のある方は、その直前の服用でもよいのではないかと思います。
昼食はいくら食べてもよく(私の場合は食べないということで注意されたのですが)、特にタンパク質をしっかり食べること。大谷先生曰く、むずかしく考える必要はなくて、たとえば卵なんかでよいそうです(納豆もいいですよと言われましたが、私は大阪人なので見るのもイヤだぁ)。症状が重くて昼食も買い置きでという方は、納豆と卵をご飯にかけるという、関東人がよくやるアレでいいわけですね。
夕食はなるべく軽く、朝:昼:晩を比べれば3:4:3程度ということでした。そして食後か寝る前にアミノ酸を服用。
次に大切なのは、1日30分以上歩くこと。これは一度にでなくてもよく、たとえば15分先のスーパーに行って、買い物をして休憩、そして15分かけて帰宅、というのでも大丈夫だそうです。大切なのは、毎日無理なく続けること。
最後に、水分を多めにとることを勧めておられます。これは脳脊髄液減少症患者にとっては言われなくても実行していることですね。
本書によると、アミノ酸の服用により疲れにくくなることで運動が長続きし、その結果体が燃焼系に変わることで自然にダイエットになるそうです。昨日の記事に書きましたように、私の場合はアミノ酸の服用によって、疲労感は確かに軽減しました。それだけでも気分がだいぶ違います。いったいいつまで続くのだろうという、あの果てしない疲労感が軽減され、かつダイエット効果があるなんて、女性患者にとってはダブルに嬉しいですね。
そうそう、脳脊髄液減少症になると、なぜかいろいろ婦人科系のトラブルもでてくるのですが、アミノ酸の服用を始めてから、それがだいぶ改善されてきました。これも嬉しいところです。
Dr.アミノのアミノ酸ウォーキングダイエット (ホーム・メディカ・ブックス・ビジュアル版)
- 作者: 大谷勝
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/06/18
- メディア: 単行本
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追伸:ここで紹介しているのは、あくまで、私には効果があったということで、すべての患者さんに効く保証はありません。高橋浩一先生のブログでも「自分に合う事を探そう!」とされています。同じく、高橋先生の「やってはいけないこと」を参考に、五感を駆使して情報を得て、自分にあった解決法を合理的に推定していきたいと思います(それって、すごく自然科学の方法に似ています)。