陸水学野外実習(2)

野外実習の楽しみのひとつは、やっぱり飲み会ですよね。
初日の夜はデータ整理を一通り済ませ、20時半から始めました。9時半に西武秩父集合ということで、一部には4時半には起きていたという学生さんもいたのに、結構遅くまで盛り上がっていました(私自身は早々に退散しましたけど)。
今年のM1はまとまりがいいと衆目一致するところですが、飲み会の時にもA君は専攻有志で作ったサッカーのユニフォーム、Y君は陸域M1の研究テーマを図にしたTシャツを着てました。たとえばCさんならカメ、K君なら樹林、Y君なら魚の図、という感じ。M2からは「途中でこけてテーマが変わったらど〜すんだ?」との冷やかしも。
夜更かしをしたにも関わらず、M1の男子学生3人組は、2日目の朝6時には宿舎の前の川に行って、サワガニやら小魚を捕ってきてました。ペットボトルにいれて持ち帰っていましたから、きっと今頃はY君のヨシノボリ水槽でくつろいでいることでしょう。今回の実習ではクワガタもゲットしましたね。これはM2のM君が連れ帰った模様
2日目の実習では、荒川中流にある巴橋から樹林化の様子を観察し、その少し上流の岸で置き石を観察。この置き石にも樹林化(?)が始まっていて、すっかり草におおわれていました。このあと浦山ダムの河川流入部に行って、アオコが集積している様子を観察しました。今年は昨年よりかなり涼しいのですが、それでも湖面は黄緑色になっていました。
昨年に引き続き2度目の秩父地域での実習ですが、昨年と全く異なる観点から酸性雨とそれに対する人間の対応について考える内容になって、またみな無事に野外実習を終えることができて、企画者としてはとても満足です。残りは化学分析作業ですが、事故のないように注意の上、どんな結果になるか期待して取り組んでください。