大丈夫かな?

娘とでかけた筑波山渓流調査では、思いがけず日頃から気になっていた施設を見ることができました。
つくば市の水道水源である霞ヶ浦は、水道原水としてはCODが高めで、塩素消毒によりトリハロメタンが結構発生しています。それでVOCが非常に少ない我がエコハウスでさえ、浴室から発生するトリハロメタンのおかげで、クロロホルムだけは常時外気より高い濃度で検出されてました。
そんな霞ヶ浦の水ですが、5,6年以上前に、これをトンネルで上流に戻し、農業用水などに利用して、霞ヶ浦流入河川経由でまた霞ヶ浦へ、と循環利用しているとの記載を見つけました。肥料だけでなく除草剤なども含む水を湖にいれ、それをまた農業利用を延々繰り返して本当に大丈夫かなと思っていたら、そうやって戻した水を水道水にも使っていたんですね。
リサイクルはもちろん原則よいことだと思いますが、自然の循環に乗らない化学物質が混ざっている場合はどうなのか、検討の余地があるのではないかと思います。