海産物の楽しみ

学会からの帰り、大分空港で「りゅうきゅう」と呼ばれる、生魚を醤油につけ込んだお総菜が売られていました。何種類か味見して、タチウオがあんまりおいしくてびっくり。「これ、とてもおいしいです。」「そうでしょう?太刀魚は今が旬ですから」改めて見回したら太刀魚の寿司もお弁当で売られていて、どの海産物をどうやって食べるかって、本当に場所によって違うなあ、と思いました。

たとえば、イギリスのサバイバルブックだったかに、「海藻は毒だから食べるな」とありました。そんなイギリス領だったからか、いかにもブドウのようにみえるウミブドウは食べるフィジーの人たちもモズクには一切手をださず、島の渚一面のモズクを採ってきては毎日おいしそうに食べている私を、島の人は珍しそうに眺めていました。

海藻といえば、9月11日付記事を読んだコンサルタント会社に勤めている知人から、2002年度に宮城県から頼まれて、アカモクによる水質浄化効果を試算したとのメールをいただきました。その業務後、宮城県では、”アカモク松島湾を浄化する”ことに取り組み、今では結構メジャーな食べ物になっているそうです。Googleで「松島湾 アカモク」で検索すると確かに、健康食品や麺など、いろいろでてきました。

島根県隠岐についても、島後に住んだことのある知人から下記のメールをいただきました。クロダイ・スズキ・アイナメを食べないなんて、何かすごくもったいない。。。

アカモクをスーパーで見たことはありませんでした。島後では食べないのでしょう。そのかわり「ハバ」とか「ソゾ」という地元の名前の海藻(両方ともイワノリのように岩にはりついている)を食べてました。隠岐は魚についてもおもしろく、クロダイ・スズキ・アイナメは絶対に食べません。その代わりスズメダイメジナはよく食べられていました。シイラは死体に群がるということで敬遠されていたようですが、私が隠岐にいたころはスーパーで切り身が売られており、値段も安くて結構脂がのっており、我が家のおかずに良く出ました。」