化学物質と健康について研究したい方募集

10月29日付記事で紹介しましたように、除草剤を含む化学物質が人間の健康に悪影響を及ぼしているらしことは、かなり確からしいと思います。
私は
Yamamuro, M., Hiratsuka, J., Ishitobi, Y., Hosokawa, S., Nakamura, Y. (2006) Ecosystem shift resulting from loss of eelgrass and other submerged aquatic vegetation in two estuarine lagoons, Lake Nakaumi and Lake Shinji, Japan. Journal of Oceanography, 62 (4), 551-558
で、中海のアマモ場を例に、アマモ場が除草剤によって1950年代半ばに消滅した可能性を、世界で初めて学術論文として発表しました。この頃から実は人間にも、農薬の影響が作用し始めた可能性は十分あると思います。水俣病を始め、公害が広まっていったのもこの頃です。
水環境に何が起こっていたか、その間に人間の健康にどのような変化が現れ始めたか、癌やアレルギー、可能なら脳脊髄液減少症(長期にわたるむち打ち)などとの関係から検討できないかなぁと思います。
当専攻では、11月30日〜12月4日に、博士課程の出願を受け付けます。1月29日までにTOEFLのスコアシートを提出すれば、試験は2月12日の口述試験だけです。
当専攻では特に社会人選抜は行っていませんが、社会人の方も受験できますし、実際に社会人の方が何人か、当専攻博士課程に在学しています。最低採らなければならない科目はどれかなど、事前相談には対応しますので、上記のテーマに関心のある方が、博士課程で受験していただければと思います。