11月11日付記事で、子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)が行政刷新会議の「事業仕分け」対象になっていることを紹介しました。
委員の良識を期待していたところですが、下記のように、予算要求通りとの判断になりました。
http://www.cao.go.jp/sasshin/oshirase/h-kekka/pdf/nov25kekka/1-52.pdf
この調査を通じて、これまで個人の気持ちの問題とされていたこと(根気のない子供、切れ安い子供など)が実は化学物質が原因だと科学的事実として明らかになれば、それが日本を変えることにもつながるかもしれないと思っています。
化学物質に限らず、交通事故にしても環境修復にしても、科学的に物事を解明し、解決につなげようとすると、理科離れ社会の日本では抵抗が結構大きいと感じています。
これからの時代、科学的に物事を理解することが重要なのだと、エコチル調査をきっかけに、より多くの国民の皆様が考えるようになればと思います。