手賀沼・冬のハス帯

このブログでは6月3日、8月9日、10月5日と撮影してきたハス、今回は冬バージョンです。12月21日撮影。
写真だと殺風景に見えますが、水がよどんで悪臭がする群落をかき分けて進んだ夏を思うと、今の方がよっぽどすがすがしく見えます。
M1のY君がベントスを探そうとサーバーネットでふるったところ、堆積物の大部分が未分解の植物遺骸(葉とか茎とか)でした。夏の間に成長した植物体は、冬になって一部は枯れて湖底に堆積して、そのまま泥炭になっていくようです。
青々としたハスの葉が群生していたときには、ほとんどの生物群で種類数はハス群落よりも何もない解放水面(よし群落の近く)の方が多かったのですが、このようにハスが枯れてようやく、ハス群落の方がカモの数が多いかもしれないとのことでした。どうやら枯れ残ったハスにつく付着珪藻が絶好の餌のようです。