2004年の津波に襲われた漁村の巡検に行きました。
地元の植物を使った伝統的な家屋は、一見掘っ立て小屋に見えます。
でも中は涼しくて(シーリングファンも回っているし)、意外と広々としています。電気だけでなく、衛星放送でテレビもありました。見あたらなかったのは水道とトイレとお風呂くらい。
最初の写真の右端に写っている男性は、村で唯一の大学生。インターネットも自由に使っていて、大学と村のネットセンターのアドレスを教えてくれました。授業料は免除だそうです。
津波以降、漁民は子供達を必ず漁師にするというよりは、むしろ他の職業にもつくよう、教育に熱心になったそうです。
国の方針でも教育に力を入れていて、小学校からの10年間は、制服2セット、教材、授業料、給食費が無料で、通学のための自転車も無料で貸し出されるそうです。制服、中学生くらいの女の子は、だいたいどこの地方でもこういうパターンでした。