3月6日のNHK夜7時のニュースを何気なく眺めていたら、「日本脳神経外傷学会が脳脊髄液減少症について、事故の後遺症としてきわめてまれだが起きると認めた」とのニュースを流していました。
極めて稀?冗談じゃない!と腹立たしく思いましたが、存在すら(現実を見ることなく)否定していたこれまでよりは、多少の進歩かもしれません。いや、進歩というより、事実として認めざるを得ない状況になったという状況ではないでしょうか。
NHKのリンクでは下記が記されています。なんだか、水俣病を否定し、認めざるを得ないとなるやできるだけ患者が少なくなるように定義し、そのために今日に至る混乱が生じているのと似た構図を感じないでもないです。
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http://www3.nhk.or.jp/news/k10013032891000.html#
「脳せき髄液減少症」は、交通事故などの衝撃で脳やせき髄の周りを満たす髄液が漏れ出し、激しい頭痛やめまいなどが起きるとされるもので、患者の治療に取り組む医師の団体が10万人を超える患者がいると訴える一方、専門家の間では、軽度の事故では髄液は漏れないとして病気の存在自体が疑問視されてきました。ところが、日本脳神経外傷学会が各地の病院から患者23人のデータを取り寄せ検討したところ、4人については、▽事故から数日で激しい頭痛を感じていることや、▽画像から髄液の漏れが確認できたとして、学会として初めて事故の後遺症だと認定しました。その一方、残りの19人については、髄液が漏れているとされた部分を調べても異常がなく、別の原因が疑われるとしています。学会では、今回の結果から、患者数はこれまで言われていた10万人以上より大幅に少ないとみられるとしていますが、事故の後遺症と認められず苦しむ患者も多いなかで、健康保険の適用など今後の救済のあり方に影響を与えそうです。