坂東式ハッピーライフ両立力

出版社からのプロモーションには「幸せの鍵は“ギアチェンジ”70歳まで楽しく働く―これからは、女性もそれくらい長いスパンで未来を見据え、人生を歩むべきです。仕事も育児もうまくいく“両手に花”のつかみ方」とあります。

・職業人としてのステージを3つにわける
・仕事は15分単位で回す
・手を抜ける家事は抜く
・住む場所は子育てサポートなど考えて選ぶ

など、主要センテンスが赤字で書かれてあり、それらだけざっと読めば、それこそ1単位15分もかからずにひととおりのノーハウを見通せる便利な本です。
通産省にいたローモデルとなる女性は、親が都内におられたが、私は富山なので親に頼れなかった」と書かれているように、特に親に頼れない働く女性には役立つと思います(上記「住む場所は子育てサポートなど考えて選ぶ」も、親をあてにできるなら不要なノーハウなわけで。。。)。

私の年齢まで母親に頼れずに、家庭(DINKSではなく)と仕事を両立しようとすると、おのずとこうなるというノーハウはおおよそ入っていると思います。

本書では書かれていないけれど、両立していく上で避けて通れない問題は、
・配偶者や自分の親の介護をどうするか
・自分に何かあったとき(例えば事故や病気で現職を続けられなくなったとき)にどうするか
でしょうか。前者について私は「だからこれだけはするな」という失敗例を提供できるかな。後者は現実として、この職に残れないだろうと覚悟した時期もあったので、最低限これだけはしておけば、とのご提案はできるような気もします。

坂東式ハッピーライフ両立力

坂東式ハッピーライフ両立力