22日は環境系で地下水を研究されているT先生を、トレンチを掘って土壌水をサンプリングしている秩父演習林黒石試験地にご案内しました。トレンチを掘った表層から3mまでと、地下水が湧水になって出てくる間に何が起こっているか、どうやって調べるか、現場を踏まえてご指導いただきました。T先生にはお忙しい中、トレンチや我々が見つけた井戸だけでなく、谷地形になっているところも見てみましょうと積極的に歩き回られ、またたくまに試験地を挟む2カ所で湧水を発見されました。1カ所ではその下流が渓流になっていました。さすがです。
土壌を専門にされている方は、だいたい深さ1〜2mくらいの現象を追うことが多く、3mより深い地下から湧水までを研究はあまりないのではないかとの私たちのこれまでの印象について、T先生も同感とのことでした。この部分を、あと9年間どんな改変もOKという黒石試験地で研究できればと思います。