新年度に向けて

明後日からの新年度に向けて、昨日の学生部屋ではM1が引っ越しを始めていました。当専攻陸域コースでは、修士1年は全員同じ部屋に机が用意されます。地学系、生物系、景観系と分かれるのは修士2年以降。なのでこの時期の引っ越しが恒例行事なのです。
この頃に地学系の3つの研究室の学生さん達は、新入生から博士課程の学生まで一緒に巡検に出かけます。今年は30、31日で山梨方面だそうです。ちょっと寒いけど良い天気になってよかった。陸水研新入生は、若干1名ぎりぎりまで連絡がとれなくて、担当者がやきもきしてました。陸水研の生活は入学前から始まると思っていてください。
現学部3年生が陸水研訪問を始めるのも、春休みに当たるこの時期。私が大学にいる日があまりないことから、昨日は2名同じ日に来ていただきました。M1のHさん、対応ありがとうございました。
陸水研に進学希望の学生さんには、「卒論は投稿論文にするレベルを目指す」をお願いしたいと思います。修士卒業後は就職するからいいやと思っているかもしれませんが、途中で気が変わって、やっぱり博士課程まで進学したいと思うかもしれません。そのときに学振のDC1を採れれば、ご両親に負担をかけないで済みます。その為には修士2年の5月には論文がでている必要があります。
修士入学時で既にご両親への負担が心配される学生さんは、成績優秀者は返還免除される奨学金を申請しておきましょう。修士論文の内容が優れていれば、免除の対象となります。現M2のKさんは専攻トップの成績だったので、この奨学金を受けていれば○百万円分、ご両親の負担が減っていたはずです。まわりから「何で申請してなかったの?」と言われて悔しがってます。彼女ほど優秀だと、社会に出てからお釣りが来るとは思いますが。

追伸:ポスドクのT君、独り立ちして初めて、公募されていた研究助成金を獲得したそうです。よかったね!