教員当たり学生数

「え?そんなに院生がいるんですか。大変ですね。」とほぼ確実に言われる私の研究室。同じ分野に准教授の先生がいますが、全く独立の研究室なので、スタッフは私一人。それに対して学生さんは、修士2年が4名、修士1年が4名。博士3年も1名いるので計9名。これまでに研究室訪問してきた学生さんの数からすると、来年度もまた4名は来そう。これって驚かれるほど多いの?
出身の研究室で比べてみました。
かつて東大地理があった理学部地球惑星に、私より2学年上だったKさんの研究室があります。ここは教員1名、特任教員や特任助教が4名対して、博士が1名、修士が3名。スタッフの方が学生より多いですね。
もうひとつの出身である海洋研究所の出身分野を見ると、教員3名、研究員5名に対して、博士が2名、修士が3名。ここもスタッフの方が学生より多い。
ということで、確かに私の研究室はスタッフ1名当たりの学生数がすごく多いみたいです。そして陸水研の国際誌本数が私の出身関係の研究室より少ないのは、他の研究室では教員以外に学位を持ったスタッフが学生よりたくさんいるから、という面もあるようです。
陸水研の学生さんは実験室の改造や一般公開など、何事も積極的に取り組んでくれます。1月に開いたシンポジウムでも「学生さんがすばらしいですね」と多くの方から褒められました。学業でも昨年度は2名がポスター賞を受賞し、1名の修論は専攻最優秀の成績を残すなど、研究室のレベルを反映した成果がでています。私としては大満足なんですけど、せっかくの成果ですから世界に発信するべきですよね。さて、どうしましょう。。。
方向としては、私が頑張ってみなさんの成果を英語にするよりは、みなさんが修士から国際誌が書ける工夫をすることでしょうね。今の世の中、英語ができないと困ることも多いですから、できないよりできた方がいいですし。これはなかなかやりがいがある課題になりそうですが、過去12年、事故のおかげでturn leftさえ言えなくなった状態からここまでリハビリした経験を活かせそうです。