ミゲル D.フォルテス先生をお招きしました

フィリピン大学海洋科学研究所のミゲル D.フォルテス教授(Miguel D. Fortes)を、4月20日〜6月10日の予定で、特任教授としてお招きしました。
フォルテス先生は沿岸や湿地における生態系や、海草やマングローブなどの生態系保護運動の管理などについて多数の研究実績を有しておられます。これらの実績により、国際生態学琵琶湖賞など、多くの賞を受賞されています。
フォルテス先生は国際海草学会の会長(2000〜2004)・副会長(2004〜2006)、Global Ocean Observing System(全球海洋観測システム)の運営委員などを勤め、2002年から2010年までGlobal seagrass monitoring network for Asia-Pacific (SeagrassNet)のプロジェクトコーディネーターとして、世界の海草藻場の現状を明らかにする事業に多大に貢献されました。また2003〜2006年にはユネスコ西太平洋域政府間海洋学委員会事務局(タイ・バンコク)の事務局長を勤めるなど、行政においても国際的な活動を展開されています。
フォルテス先生は経済発展が著しい東南アジアにおいては沿岸環境を保全という観点だけではなく、開発との調和技術という観点から総合的に研究すべきとお考えで、日本において同様な観点から研究・教育を行っている大学と連携されています。現在は、JST-JICAの助成を受け、“Coastal Ecosystem Conservation and Adaptive Management Under Local and Global Environmental Change in the Philippines”プロジェクトのリーダーを務めておられます。
上記の観点からフォルテス先生とご相談されたい方は、このブログの右上にあるプロフィールをクリックし、管理人の連絡先からコンタクトされてください。